九重味淋 21年10月―22年3月期/売上20%増を予想/カタログのページ刷新が奏功 (2022年3月3日号)

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足立ゆかり氏

足立ゆかり氏

 みりんの通販を手掛ける九重味淋(本社愛知県、石川総彦社長)は2月18日、21年10月―22年3月(中間期)の売上高が、前年同期比20%増になる見通しだ。売上高のうちカタログ通販の売上比率が50%を超えている。60~70代顧客の購入率を上げるため、カタログの商品ページを刷新したことが奏功した。
 カタログは年5回(新春、春、中元、秋、歳暮)発行している。今期は内容を充実させた商品ページに刷新した。カタログのページ数は16ページ。そのうち1ページにみりんを使ったレシピ料理や、みりんの基礎知識、料理によってみりんの味が変わることなどを記載した。
 「この煮物には、当社のみりん『九重櫻』が合うなど、料理に合うみりんは何なのかを細かく記載した」(足立ゆかり氏)と言う。ページ刷新が奏功し、『九重櫻 3本入り』の21年12月度販売本数は、前年同月比20%増に伸長。過去最高の出荷数を記録した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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