〈大地を守る会・らでぃっしゅぼーや〉 第3四半期は減収に/年末商材の販売は好調 (2022年2月24日号)

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 オイシックス・ラ・大地は、グループ傘下の食品宅配ブランド、大地を守る会と、らでぃっしゅぼーやの21年4―12月期(第3四半期)業績を公表した。
 大地を守る会の売上高は、前年同期比6%減の101億5000万円、営業利益は同7%減の20億1000万円だった。定期会員数は、同2.0%増の4万5730人。
 会員1人当たりの月間購入金額は、前年同期よりも1.0%低い2万4079円だった。会員数は、定期ボックスの提案内容を見直すなど、改善策が奏功し、微増を維持した。また、単価についても年末商材など高単価商品の販売が好調で、コロナ禍を受けて上振れしたコロナ禍前の8%増の高水準で推移した。
 らでぃっしゅぼーやの売上高は同2%減の133億3000万円、営業利益は同23%減の18億8000万円となった。定期会員数は同8.0%増の6万6206人、会員1人当たりの月間購入金額は4.0%減の2万137円だった。
 規格外品などを販売する新サービス「ふぞろいらでぃっしゅ」は、広告施策が奏功。当期だけで約145トンのフードロス削減に寄与した。単価は、旅行など外出機会が増えたことによる購入頻度の低下に伴い、コロナ禍前の水準まで減退した。
 一方で、年末商材については、例年よりも高価格帯の商品が売れたという。また、寄付付きのおせち企画などが奏功し、過去最多の販売数量と売り上げを更新した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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