ナック 21年4―12月期/クリクラ、売上高横ばい/人材採用など営業益は34%減 (2022年2月24日号)

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 「クリクラ」ブランドで宅配水事業を展開するナックの21年4-12月期(第3四半期)におけるクリクラ事業の売上高は、前年同期比0.8%減の112億2700万円となった。営業利益は、同34.3%減の8億5700万円だった。人材採用の強化や新商品開発への先行投資を行ったことにより、営業利益が減少したという。
 クリクラ事業の直営部門では、水ボトルの売上高が前期比微増となった。除菌意識の高まりで販売数が急増した次亜塩素酸水溶液「ZiACO(ジアコ)」については、引き続き顧客数が増加傾向にある。一方で、顧客単価は低下し、売上高は減少したという。直営部門全体としては、前年同期比横ばいで推移したとしている。
 加盟店部門では、サーバーの売上高が前年同期比で減少した。「ジアコ」についても、販売数が減少。加盟店部門全体で売上高が前年を下回ったとしている。
 ナックでは21年4-12月期の間に、クリクラ事業の直営部門を中心に、営業人員の補強を行った。SNSを活用した販促や、キャラクターとのコラボレーションなど、販促活動に投資したため、営業利益が大幅に減少したとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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