大幸薬品 21年12月期/営業赤字49億円に転落/クレベリンの需要失速で (2022年2月24日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 大幸薬品の21年12月期連結は、前の期の黒字から赤字に転落した。衛生管理製品「クレベリン」の感染管理事業の売り上げ低下が影響した。
 当期は決算月変更に伴う変則決算で前年増減率は不明。
 営業損失は49億4700万円(前期は56億5000万円の黒字)、経常損失は61億3100万円(同54億5400万円の黒字)、当期純損失は95億4700万円(同38億5100万円の黒字)だった。
 コロナ禍で高まっていた「クレベリン」の安定供給に向けて生産能力向上や在庫確保を図ったものの、予想よりも需要が早く失速したため、過剰な状態に転じた。
 連結売上高は112億9900万円(前期は175億8200万円)だった。3月期の連結子会社は9カ月決算とした。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ