バイセルテクノロジーズ 21年12月期/単体売上高189億円/市場拡大追い風に大幅増収 (2022年2月17日号)

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 BuySell Technologies(バイセルテクノロジーズ)の21年12月期における売上高は、前期比28.3%増の189億4600万円だった。リユース市場の拡大を追い風に販売規模を拡大した。商品ごとの販売チャネルの最適化が増収に寄与した。
 事業者向けの古物市場、個人向けのECや催事といった多様な販売チャネルを持つ中、販売データをもとにした傾向分析を進めている。データ活用により、商品ごとに販売チャネルの最適化を行えたことが、在庫回転期間の短縮化や収益性の改善にもつながっているという。
 ECでは自社ECサイト「バイセルオンライン」やECモール各店舗に加え、ライブコマースによる海外販売も進めている。
 20年6月に開始した「美つむぎ」を主体とするカタログ通販事業は、21年7―9月期の段階で事業撤退を決定した。事業撤退損失として2600万円を計上している。「われわれが思い描く1、2年後のKPI水準にどうしても達することができなかった」(岩田匡平代表取締役社長)と説明する。
 20年11月に子会社化したタイムレスの業績などを含む連結売上高は、同67.9%増の247億8900万円だった。営業利益は同139.1%増の23億1500万円、経常利益は同148.8%増の22億9500万円、純利益は同132.3%増の13億1400万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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