ショクブンの21年4―12月期(第3四半期)は、主力の夕食食材キットが巣ごもり需要を背景に順調に推移したことから、売上高は前年同期比0.7%増の52億3300万円だった。
セグメント別では「夕食食材」が同0.8%増の47億4600万円、「特売商品」は、同0・9%減の4億8700万円。
販管費は、テレビCMやチラシ配布、リスティング広告などデジタル分野でのマーケティング費用を中心に広告宣伝費が増加した結果、前年同期より3800万円増えて、19億100万円になった。
顧客ニーズにあったサービスの提供、新規顧客開拓を早急に進めるための新規営業所を開設したほか、人手不足補完策として物流企業と提携。酒類の販売開始や全国を対象にした通販サイトの開設などの施策を積極的に実施した。
今後も新設拠点を開設し、神明グループとのシナジー効果をさらに強化する。
幅広いニーズに応えることを目的に、味・品質にこだわった自社PB商品を開発。カットフルーツや寿司を中心としたチルド商品を新規導入し、既存定番メニューを見直すなど商品、サービスを充実させる。
また、知名度の向上と新規顧客の獲得のため、費用対効果を検証しつつ、広告宣伝を強化する。テレビCMのほかSNS戦略も強化し「290円おためしキャンペーン」をはじめ、より幅広い客層を増やす施策を実施していく。
ショクブン 21年4―12月期/ミールキットが0.8%増に/290円お試しで訴求も (2022年2月10日号)
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