アサンテ 21年4―12月期/前年同期比1.1%の減収/感染拡大の影響依然大きく (2022年2月10日号)

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 白アリ防除施工のアサンテの21年4―12月期(第3四半期)の連結売上高は、前年同期比1.1%減の107億500万円だった。20年7月に子会社化した、外壁リフォーム施工を行うハートフルホーム(本社北海道)の売上高が寄与したものの、コロナの感染拡大の影響が大きく、減収になったとしている。
 21年4―12月期も、感染拡大の影響は続いており、連結業績は微減収となった。アサンテ単体の売上高は、同2.4%減の100億4900万円となった。資材価格の高騰や、求人費が前年同期比1300万円増となったことなどが要因となり、連結の営業利益は同14.3%減の12億7700万円となった。
 時期によって好不調の波が激しかったという。アサンテでは第1回の緊急事態宣言の影響で、20年4~5月に営業活動が行えなかった。そのため、21年4~5月は、前年同時期を大幅に上回る売り上げを記録したという。20年の営業自粛の反動があったことに加えて、白アリの活動が活発になる繁忙期であったこと、顧客の在宅期間が増えてハウスケアへの関心が高まったことなども21年4~5月の好調の要因となった。
 21年10~12月の時期も、緊急事態宣言の解除と、コロナの感染拡大の収束感から、一定の需要が戻りつつあったとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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