アサンテ/12月度売上高4%増に/「緊急事態」解除が影響も足元を懸念 (2022年1月20日号)

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 白アリ防除施工の訪販を展開するアサンテの21年12月度の売上高は、前年同月比4.1%増の9億600万円だった。アサンテでは、21年10月1日に、緊急事態宣言が解除された影響で、10月以降、月別の減収幅が徐々に縮小してきていたという。21年12月度は前年同月比で増収となったとしている。ただ、22年1月以降は、コロナの感染が再拡大に転じており、今後の対面営業の実施について、懸念しているという。
 アサンテでは21年10月以降、受注件数が徐々に拡大しているという。販路は多様。対面営業もあれば、ウェブ経由の申し込みもある。提携している企業からの紹介もあるという。
 アサンテによると、コロナ禍でハウスメンテナンスに対する、顧客の意識が高まってきたことが、申し込みの増加の要因だったという。
 緊急事態宣言の解除によって、顧客が対面提案を歓迎するムードも徐々に広がってきていたとしている。
 アサンテでは今後、対面の営業マンの感染対策の強化を一層図りつつ、感染の再拡大の中での対面提案の継続を模索していくという。
 従来行ってきた、白アリ防除施工や湿気・地震対策の施工に加えて、床下の高断熱材などの商材も本格的に取り扱い始めており、提案内容を多角化しているという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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