【カウシェ 前本航太取締役COO】 <アプリダウンロード数は約2年で累計100万件に> 利用者、流通ともに拡大し総合EC化へ(2022年12月1日号)

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 2人以上が共同購入する「シェア買い」アプリを提供するカウシェ(本社東京都、門奈剣平CEO)の利用者数やダウンロード数、流通総額が大きく成長している。商品分野も拡大しており、美容・コスメのほか、キッズ・ベビー用の取り扱いも始め、総合EC化を進めている。アプリのダウンロード数は約2年で累計100万件に達し、カウシェの経済圏は確実に広がっている。前本航太取締役COOに、これまでの成長と今後の戦略について聞いた。

■アプリDLは100万件に

 ─サービス開始からこれまでの成長について教えてください。
 サービスの開始から2年と少しが経過し、ここまで順調に伸びていると実感しています。10月には、アプリのダウンロード数が累計で100万件を超え、ユーザー数、流通総額ともに大きく増加しています。この2年を振り返ると、当初はサービスを提供するまで不安でした。周りからは「シェア買い」が本当に広がるのかと疑問視されていました。しかし、今はカウシェならではの「人が人を呼ぶ」ビジネスモデルが根付いてきたと感じています。
 2人以上の購入で取引が成立する「シェア買い」というビジネスモデルは、どこからスタートしていくかがポイントでした。マーケティングと消費者の観点を考慮した結果、食品や飲料から入ると広がっていく可能性があると考え、検証も兼ねてスタートさせました。不安なスタートでしたが、想定以上に拡散されていきました。
 食品や飲料から販売を始めて、今は家電やコスメなどにも領域を広げています。ここまで伸びたのは、施策や商品数の拡充よりも、コアな機能の部分である「シェアする」という仕組みが機能していることにあると思っています。事例を挙げると、当社が何か仕掛けたわけでもなく、勝手に在日ベトナム人ユーザーが激増したという現象があります。一人のベトナム人ユーザーが使い始め、ユーザーがユーザーを呼び寄せ、カウシェ内のタイムラインがベトナム語で埋まり、現在では8万5000人のベトナム人が利用するまでになりました。まさに、シェアすることで人が人を呼ぶという結果が現れた形だと思います。


■フードロスとしても

 ─シェア買いのメリットについて。
 メインは新規顧客の獲得です。商品を欲しいと思ったユーザーが他のユーザーを連れてきてくれますので、自動的に新規顧客にリーチすることができます。

(続きは、「日本ネット経済新聞」12月1日号で)

【プロフィール】
前本航太(まえもと・こうた)氏
 93年生まれ、早稲田大学卒。14年にLoco Partnersに入社、Relux会員200万人、年間流通額200億円超のサービス成長にプロモ責任者として貢献。20年7月にカウシェのCOOに就任。オペレーション全般やマーケティング戦略を担当。趣味は子育て。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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