【SHARP COCORO LIFE ソリューション開発部 本谷太門課長】 〈「ヘルシオデリ」会員数6万人突破〉「AIoT家電」で会員組織に訴求 (2022年2月3日号)

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 シャープが手掛ける食品ECサービス「ヘルシオデリ」は、21年12月に会員数が6万人を突破するなど好調だ。主力のミールキットに加え、21年5月からは一般食品を販売する「ヘルシオデリごちそう便」を開始、21年11月には酒類販売も始めた。将来的には食器なども取り扱い、食に関わる幅広い商品を展開していく。SHARP COCORO LIFE・ソリューション開発部の本谷太門課長に「ヘルシオデリ」の状況について聞いた。

■コロナ禍でニーズ高まる

 ─コロナ禍におけるサービスの状況を教えてください。
 コロナ禍になった直後の20年5月にJR東日本商事と共同で始めた「生産者応援!コース」が好評です。このサービスを始めてからさまざまな生産者からお声をいただくようになりました。主力のミールキットも順調ですが、その他の一般食品に対する会員の皆さまからのニーズが高まってきました。
 21年5月には、こうしたニーズに対応するために従来の受発注システムを刷新しました。これに加え、「ヘルシオデリごちそう便」というサービスを開始しました。まずは、シャープの会員組織「ココロメンバーズ」にお得な買い物ができることをコンセプトに食材を販売しています。
 「ごちそう便」を開始したことで、食材を供給していただけるメーカーや生産者が増え、取引先を増やす意味でも良いチャネルとなっています。ごちそう便の食材を使ったミールキットを開発したり、新たなジャンルとして海鮮品やコメ、うなぎなど、こだわりの食材に幅広く対象を広げることができています。
 ─「ミールキット」の質も高まっているようです。
 ごちそう便を開始したことで、メニューの幅が広がったほか、品質も高めることができています。こだわりの食材やこだわりの調味料を取り扱うことができるようになりました。

(続きは、「日本ネット経済新聞」2月3日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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