〈VRコマース〉 「体験」「利便性」を両立/ソニー、ニトリも仮想店舗開設(2021年10月21日号)

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9月にサービスを開始した「ソニーストア バーチャル」

 「VRコマース」と総称される、VR(仮想現実)技術を活用した新たな販売チャネルの構築が盛んだ。「ソニーストア」や「ニトリネット」といった大手ECサイトもVR店舗をオンライン上に開設。VRをテーマとしたイベントにも企業の出展が広がり、VR空間でリアルの商品が販売される土壌が形成されつつある。コロナ禍で実店舗への集客や対面接客が制限される中、実店舗の「体験」とECの「利便性」という双方のメリットを持つVR店舗の活用は今後も進みそうだ。

■大手企業が参入

 ソニーの直営店舗である「ソニーストア」や直販サイトを運営するソニーマーケティングは9月2日、オンラインセレクトショップ「ソニーストア バーチャル」を開設した。店舗スタッフがお薦めする各商品の3Dデータを、特徴や使用シーンとともに展示して販売する。
 ユーザーは、バーチャル空間上の「ソニーストア」をイメージした仮想店舗内を、自由に散策することができる。購入を検討するユーザーには店舗スタッフがオンライン上で接客を行い、購入手続きもVR店舗内で進められる。
 ニトリホールディングスは5月、自社の各店舗業態の店舗写真を活用した「バーチャルショールーム」を開設した。VR店舗を通じて、商品やコーディネート例を発信し、自社サイト「ニトリネット」への新たな動線としていく考えだ。
 こうしたVR店舗は既存のECサイトと異なり、店舗での体験を前面に押し出したサイト構成となっている。
 実店舗の要素を多く持つVR店舗は、ECサイト間での差別化や縮小営業が続く店舗スタッフの活用という面でも有用性を発揮している。


■仮想空間で売る

 従来、VR空間での商品売買は、アバターやアクセサリーの3Dデータなど「デジタル」のものが中心だった。だが、そうした傾向にも近年変化が生じている。

(続きは、「日本ネット経済新聞」10月21日号で)

店舗スタッフがVR空間で接客

3Dデータを活用した商品説明も

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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