オムニチャネル協会/20年以降に本格始動/準備会設立、参加募集を開始

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(写真左から)コンサルタントの高野一朗氏、一般社団法人日本Web協会の岸良征彦専務理事、Sprocketの深田浩嗣社長、ecbeingの林雅也社長、コンサルタントの逸見光次郎氏、ビームスの矢嶋正明部長、ビジョナリーホールディングスの川添隆執行役員

(写真左から)コンサルタントの高野一朗氏、一般社団法人日本Web協会の岸良征彦専務理事、Sprocketの深田浩嗣社長、ecbeingの林雅也社長、コンサルタントの逸見光次郎氏、ビームスの矢嶋正明部長、ビジョナリーホールディングスの川添隆執行役員

 小売店のデジタルシフトを支援するオムニチャネル協会は9月4日、準備会を設立すると発表した。10月11日に参加希望者向けに説明会を開催する。対象はオムニチャネル化を推進したい専門性の高い小売事業者や支援事業者。来年以降の本格始動に向け参加者を募り、活動内容などを協議する方針だ。
 会の発起人は、ECサイト構築パッケージ大手のecbeing(イーシービーイング)の林雅也社長と、ウェブ接客ツールを提供するSprocket(スプロケット)の深田浩嗣社長。
 ビームスの事業企画本部コミュニティデザイン部・矢嶋正明部長やビジョナリーホールディングスの川添隆執行役員、コンサルタントの逸見光次郎氏、コンサルタントの高野一朗氏、一般社団法人日本Web協会の岸良征彦専務理事が賛同人・アドバイザーとして名前を連ねている。
 発起人の林社長は、「米国を見ると歴史のある小売店がデジタルシフトの遅れにより、経営破綻するケースが増えてきた。日本もデジタルシフトがなかなか進まない現状がある。このままでは素晴らしい商品やサービスを持った専門性の高い小売店がなくなってしまう可能性もある。オムニチャネル協会では、小売店がデジタルシフトやオムニチャネルを学ぶだけでなく、実践できる場にしたい」と話す。
 活動方針や内容は準備会で話し合いながら固め、来年以降に本格始動する計画だ。
 「準備会の段階から広く門戸を開き、さまざまな参加者の意見をもとに活動内容を決めていきたい。小売事業者はもちろん、営業目的でなければ支援会社も参加しほしい。当然、ecbeingやSprocketの競合企業も歓迎だ」(林社長)と話す。
 説明会の詳細は次の通り。
 ▽日時 10月11日(金)午後2時30分から午後4時
 ▽場所 東京都渋谷区渋谷2―15―1 渋谷クロスタワー5F ecbeing会議室
 ▽定員 80人
 ▽参加費 無料

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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