ECスタジオ/EC売上5年連続伸長/「機能性」制度使い分け

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マーケティング部プロモーション室・赤羽祐太氏

マーケティング部プロモーション室・赤羽祐太氏

 健康食品通販などのECスタジオ(本社東京都、嶋田怜輔CEO)は、いわゆる健康食品と、機能性表示食品の訴求を使い分けて、幅広い年齢層の顧客獲得に成功している。19年6月期の売上高は非公開だが、5年連続の増収になったという。
 いわゆる健康食品は、「マカ&クラチャイダム20000プラス」「カロリナ酵素プラス」が売り上げをけん引している。
 機能性表示食品は、「GOOD Night(グッドナイト)27000+(プラス)」が。17年4月にリニューアルし、機能性表示食品化したことで、新規顧客を獲得した。
 同じ素材を使用している商品でも、ターゲット別にいわゆる健康食品として販売する商品と、機能性表示食品として販売する商品を分けている。
 例えば、「HMBタブレット36000」「HMBプロテイン18000」は、素材(または機能性の関与成分)にいずれもHMBを用いているが、「HMBタブレット36000」だけを機能性表示食品としている。
 「関与成分に基づき『筋肉量や筋力の維持に役立つ』などと表示するので、ターゲットの年齢層は高くなる。『HMBプロテイン18000』はスポーツ向けなので、あえて健康食品のままで販売している」(マーケティング部プロモーション室・赤羽祐太氏)と話す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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