ヤフー/広告品質の向上図る/アフィリエイトサイトは不可に

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ヤフーは5月8日、6月3日から順次、アフィリエイトサイトなどをはじめとした成果報酬型サイトの広告掲載を不可にすると発表した。該当広告は、ヤフーが提供するすべてのサービスおよび提携パートナー上での広告掲載を停止し、自分のサイトに誘導するための広告配信ができなくなる。ヤフーは、「広告の有用性を高め、広告品質の向上を図るのが目的」(広報室)としている。
 対象となるのは、第三者のサイトへのリンクや広告が多数掲載されているサイトのほか、広告のクリックが主たる目的となるアフィリエイトサイト。今後はヤフーが適切と判断したサイトのみを掲載する。
 掲載不可に伴い、ヤフーが提供するディスプレイ広告「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」と、リスティング広告「スポンサードサーチ」における広告表示の審査判断基準を変更した。
 広告主が順守する必要のある「広告掲載基準」本文に変更はないが、どういったサイトが該当するのか内容を明確化した。
 「スポンサードサーチ」は、Yahoo!Japan上で検索したキーワードに応じた広告を検索結果ページに表示。「YDN」は、「Yahoo!ニュース」や「ヤフオク!」などのページに広告を表示する。
 ヤフーは18年10月、アドフラウド(不正広告)の撲滅に向けた広告配信に関わる各ガイドラインの変更を行っている。
 例えば、広告配信ガイドラインにおいて、広告配信先運営者は(1)メディアとしての知名度・実績があること(2)広告配信先サイト内の情報に信頼性があることを、実体不明なメディアを排除することを目的に、新たな条件として加えた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ