コスモス・ベリーズ/19年度の事業戦略発表/地域組織を100カ所に拡大

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
あいさつす三浦一光会長

あいさつす三浦一光会長

 ヤマダ電機の100%子会社で、ボランタリーチェーンを展開するコスモス・ベリーズ(本社愛知県、三浦一光会長、(電)052—977—1122)は2月21日、都内で「異業種交流会IN東京」を開催し、家電EC企業など加盟店約300人が参加した。
 コスモス・ベリーズの牧野達社長は19年度の事業戦略の中で、商品情報や価格、在庫、納期などを確認することができる「ふれあいPad」を進化させると発表。現在4割の利用率を、スマホ対応をさせることで加盟する全従業員が利用できるように刷新する。外出先で受発注ができる仕組みの認知を広げるほか、FAXでの受注を減らすことで業務効率の向上を目指す。
 地域の加盟店の交流を目的とした親睦組織「コスモス倶楽部」の活動も強化する。現在35都道府県で49の倶楽部が活動し、482店が参加する。19年度内に全国で100の倶楽部に増やすほか、倶楽部のリーダーが集まる「コスモス倶楽部リーダー会」を充実させる計画だ。
 地域で暮らす住民の課題を解決する「ローカルプラットフォーム事業構想」については、山形、長野、千葉、香川、福岡でローカルプラットフォームが設置されたことを報告。地域の電気店やガス店、リフォーム店を連携した「お困りごと解決」を充実させる。
 19年内に地域の「工事店サービスネットワーク」を構築させるほか、親会社のヤマダ電機が展開するリフォーム事業「YAMADA家電住まいる館」との連携を強化する方針を発表した。
 交流会冒頭のあいさつで三浦会長は「昨年12月に経営革新グループを8人で立ち上げた。強い加盟店になっていただくための施策だ。黒字経営で事業を継続してもらいたい」と話した。
 異業種交流会では、ローカルプラットフォームの具体的な取り組み事例について発表した。

「異業種交流会IN東京」会場の様子

「異業種交流会IN東京」会場の様子

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ