ファッションECのロコンドは8月13日、足型計測用紙の無料配布を開始した。計測した足のサイズからユーザーの足型に合った靴のリストを提示し、購入を促す。サイズ計測サービスで先行するファッションEC大手のスタートトゥデイに対抗する。
「ロコメジャー」は足長や足囲を計測できるシート。8月13日出荷分から購入商品に同梱している。ECサイトでPDFデータをダウンロードすることも可能。ユーザーが計測した数値を専用ページで入力すると適正サイズの靴を表示する。
ロコンドはスマホなどを活用した計測技術の導入を検討。ただ、スマホなどでの計測手法では数ミリの誤差が生じてしまうため、靴の計測手法としては採用できないと判断したという。
「ロコメジャー」はスタートトゥデイの全身採寸用スーツ「ゾゾスーツ」などに対抗した取り組みだといえる。スタートトゥデイは足型を計測するサービスの提供も予定しており、ロコンドは足型の計測において先行した形になる。
「ゾゾスーツ」はスーツを着用した姿をスマホで撮影することにより、サイズを計測している。ロコンドはスマホなどを使わず、計測用紙で簡易的に計測するだけで詳細なサイズを計測できるとアピールする。
さらに「ロコメジャー」は「ゾゾスーツ」と同じくドットがデザインされている。デザイン面でも「ゾゾスーツ」に対抗意識を露わにしている。
ロコンド/足型計測用紙を配布/スタートトゥデイに対抗
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