ＭＴＧ／ＥＭＳスポーツジムで新業態／国内外で５０００店舗展開目指す

　美容・健康機器の販売を行うＭＴＧは７月２６日、東京・代官山に、ＥＭＳ（低周波トレーニング機器）を使ったスポーツジムをオープンした。ＥＭＳ機器の、スポーツジムという新業態をスタートさせることにより、同社製品の利用者拡大を図るのが狙い。将来的に国内外にＥＭＳのスポーツジムを５０００店舗開業することを目標に掲げている。
　ＥＭＳのスポーツジムでは、スポーツジム専用のＥＭＳのトレーニングスーツを着用してトレーニングの動作を行う。利用者は、鏡を見つつ、ＥＭＳのスーツが筋肉を刺激するのを確認しながら、トレーニングをする方式だ。トレーニングの時間は１回１５分。短い時間で効果的な筋力トレーニングの効果が得られるという。
　専用のＥＭＳトレーニングスーツは、９カ所１８部位に電極が設置されている。同社の大ヒット商品のＥＭＳ「ＳＩＸＰＡＤ（シックスパッド）」の技術を応用したものだ。
　同社は７月に上場し、メルカリに次ぐ規模の大型上場となった。最新技術を使った製品を次々と生み出す新興企業として、投資家からの期待も高い。ＥＭＳを利用した次世代型のスポーツジムを、国内外で展開させていくことで、市場の期待に応えるのが狙いのようだ。同社によると、「開業したスポーツジムは、近未来のスポーツジムの形を具現化している」（広報）と話す。将来的にＥＭＳのスポーツジムを国内に５００店舗、海外に４５００店舗開業することを計画している。