【Gmail】 未対応メールは迷惑フォルダへ/ヤフーメールなども追随か(2024年3月7日号)

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 グーグルが提供するメールサービス「Gmail(Gメール)」が、なりすましなどの迷惑メールへの対策を強化している。23年10月には、メール送信者向けのガイドラインを改定。ユーザーに、「なりすまし防止ツール」の導入などの対策を行うよう通知した。今年2月からは、未対応の送信者に対して警告を表示するなどしている。今年6月からは、全ての商用メールを対象に、ガイドライン未対応メールを自動で迷惑メールフォルダに分類する対応などを開始する予定だとしている。なりすまし対策強化の流れには、ヤフーメールなどの他のメールツールも追随する可能性が高いとみられている。メルマガなどを配信してリピート購入を促しているEC事業者は、影響を受ける可能性が高く、喫緊の課題となっている。

■三つの重要項目

 グーグルが23年10月に公表した「メール送信者のガイドライン」では、1日あたり5000件を超えるメールを送信する送信者に対して、なりすまし対策として、11項目の要件を満たすことを求めている。
 中でも特に重要な項目が、(1)送信元ドメインの認証を設定(2)迷惑メール率を0.3%未満に維持(3)ワンクリック登録解除に対応─の三つだという。
 メール配信システム「Cuenote FC」を提供するユミルリンクの渡邊弘一取締役によると、これらのポリシーに対応していないメールは、4月以降、ユーザーに届かないという現象が発生する可能性があるという。
 ガイドラインでは、送信元ドメインの認証の設定について、「SPFおよびDKIM(ディーキム)メール認証の設定」「送信元ドメインにDMARCメール認証を設定」という項目を設けている。
 SPFやDKIMは、

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