【ヤング・リビング・ジャパン・インク 中川利光社長】 <25周年イベント前の心境> /製品力と企業努力で成長維持(2025年8月21日号)

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中川利光氏

中川利光氏

 エッセンシャルオイルをネットワークビジネスで展開するヤング・リビング・ジャパン・インク(本社東京都、中川利光支社長)は今年9月、25周年を記念したイベントを京都で開催する。すでにイベントは満員状態でアジアからも多くの会員が参加するという。同時に、製品力や企業努力、ビジネス会員の増加などで業績も着実に伸長している。今期の売上高は前期比5%増を見込んでおり、計画通り進んでいるとした。
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 ─直近の事業の様子は。
 新規登録した会員の継続率が50%と高水準が続いている。香りを楽しみたいなど製品好きな会員が増えている。今期の業績は前年と比べて5%増で着地できる見通しだ。今後の業績も右肩上がりで推移していくと思われる。
 当社のカスタマージャーニーは、好きから生活に落とし込む流れをとっている。人を助けたい、自然を守りたいなどと考える会員が多いのが当社の特徴。こうした深い趣向を持つ会員のビジネスシフトが課題だ。
 ただ、少しずつ課題は解消されつつある。ビジネスが得意な会員が新規登録し始めたこともあり状況が変わりつつある。愛用者会員が多い当社にとっては、新しい風が吹いている状況だ。リーダーを中心に組織の雰囲気が変わり始めているものの、愛用者を好む会員が多いことへの配慮は欠かせない。
 今年7月27日に福岡でYLスタートアップセミナーを行った。会員によるビジネス向けセミナーの開催は当社初で非常によかった。
 リーダーを中心に会場には60人が参加し、うち20人は新規登録する結果となった。新しい風と既存メンバーにシナジーが生まれ、既存会員が感化され始めた印象を受けている。リーダー会員の勢いも良く、登録して半年で100人グループを築き上げた会員もいる。ビジネスが得意な会員は選択と集中のマーケティングがしっかりしていると改めて感じた。
 ─25周年イベントが間近だが、様子はどうか。

(続きは、「日本流通産業新聞 8月21日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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