【<倉庫探訪> アダストリア 常総物流センター】成長に向け物流強化/最新技術導入、効率最大60%向上(2025年9月11日号)

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自動で仕分けする様子

自動で仕分けする様子

 アダストリアの物流事業を担うアダストリア・ロジスティクス(本社茨城県、大塚健志社長)はこのほど、グループの売り上げ拡大を見据え、茨城県の物流センターにおいて最先端のオートメーション設備を導入した。オークラ輸送機(本社兵庫県、大庫良一社長)、プラスオートメーション(本社東京都、山田章吾代表)などと協業し、物流効率を最大60%向上したという。


■国内キャパ拡大中

 アンドエスティが展開するECモール「and ST」では、他社ブランドの参画を進め、ブランドリテール事業の成長とともに、国内売上高の拡大を目指している。それに対応するため、物流戦略の基盤として物流拠点の再編、大型化、オートメーションを推進し、効率的で持続可能な物流ネットワークの構築を進める方針だ。
 物流事業を強化することで、(1)少子高齢化による将来的な労働力不足への対応(2)アダストリアグループが進めるプラットフォーマーへの進化(3)ブランドリテール事業の成長に伴う物量の増加─に対応するという。
 国内のキャパシティの拡大に向け、同社は8月1日に西宮北物流センター(関西エリア)を開設したほか、27年にも新たな自社EC専用センターの稼働を計画している。


■環境改善で採用好調

 茨城県の物流センター「グッドマン常総」は、アダストリアの9ブランド、計約800店舗分の出荷を担っている。今年末にはアダストリアの主力ブランドであるローリーズファームをはじめとする11のアパレルを扱うブランドの商品在庫を扱う予定だ。

(続きは、「日本流通産業新聞 9月11日号で)

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