CBDスキンケアブランド「CANNA(カンナ)」をECなどで展開するアッツ(本社大阪府、山崎晶久CEO)と、親会社で広告代理店のKOTONA(コトナ、本社大阪府、山崎晶久CEO)は25年8月、元プロ野球選手の糸井嘉男氏が、アッツの特別顧問に就任したことを発表した。糸井氏はこれまでも、「カンナ」の愛用者として、アッツのCMやトークイベントなどに参加してきた。25年9月からの1年間は特別顧問として、営業を含め、全部署を横断的に担当するという。アッツとKOTONAではこれまでも、サッカーやバスケットボールチームのスポンサーになるなど、スポーツを通じたCBDの認知拡大に取り組んできた。アッツの山崎CEOには、「野球界にもCBDの認知を広げたい」という思いがあったようだ。糸井氏は、「自分がやってきた種目1本で生きてきたアスリートにとって、引退後のセカンドキャリアは課題となっている。私がチャレンジすることによって、セカンドキャリアの可能性を広げていきたい」と話す。入社の経緯や、社内への影響、今後の展開などについて、山崎晶久CEOと糸井嘉男特別顧問に話を聞いた。
─どういうきっかけで知り合ったのでしょうか。
山崎 私自身、学生時代に野球をやっていたこともあり、野球観戦によく行っていました。数年前、日本代表の試合に招待された際、隣の席になったのが糸井さんだったのです。糸井さんから出てくるパワーや元気、クレバーさ、繊細さに惹かれ、必ず当社に良い影響を及ぼしてくれると思いました。そこで特別顧問をお願いしました。
─特別顧問になった決め手を教えてください。
糸井 現役引退後に、山崎社長に出会い、「カンナ」を使い始めました。スポーツ選手は、日焼けすることが多いし、風呂の回数も多い、ほとんどの選手がロッカーに保湿用品をそろえています。プロ野球だと、ドームやナイターの試合が多いと思うかもしれませんが、練習もあれば、オフにはキャンプもあります。そのため、肌管理に頭を悩ませる選手が多いのが現状です。
「カンナ」は保湿力がすごく、使い始めてからは、テレビ局のメークさんから、「何かしているんですか?」と言われることが増えました。「カンナ」という商品に魅力を感じたことが、特別顧問を受けた最大の理由です。
─アッツとスポーツとの関わりについて教えてください。
山崎 CBD事業は、広告を出せるところがまだまだ少ないのが現状です。出せたとしても、表現方法が難しく、その良さを伝えることがなかなかできません。
そんな中、スポーツを通じて、CBDの知名度を拡大していけないかと考えました。KOTONAは現在、Jリーグのセレッソ大阪のオフィシャルスポンサーで、アッツはBリーグの大阪エヴェッサのオフィシャルスポンサーになっています。
今後はプロ野球とも何かできればと考えていますが、まだまだハードルが高いのが現状です。糸井さんの入社をきっかけに新たな展開ができればと考えています。
糸井 CBDは現役中の使用を制限しているチームもまだまだ多いのが現状です。たしかに、
(続きは、「日本ネット経済新聞」10月30日号で)
【アッツ 山崎晶久代表取締役役CEO 糸井嘉男特別顧問】 <元プロ野球選手の糸井氏が特別顧問に> /スポーツの力でCBDの認知拡大を(2025年10月30日号)
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。


