カイアニジャパン(本社東京都)は、加藤嘉明ジェネラルマネージャー/社長が就任してから1年が経過した。今期の戦略は、「美活」を提唱していくことで組織の拡大を図る。
─21年6月9日付で社長に就任してから1年が経過したが、加藤社長が最も力を入れて取り組んだことは。
最初に取り組んだことは、会員の知識レベルやビジネスの傾向を理解すること。それと同時に、情報発信しながら会社に対するアクティブなイメージを作っていった。そして、新規会員を獲得することでビジネスをドライブするというモチベーションをグループへかけていった。
─21年12月期の決算業績において売上高はどうだったか。
残念ながら、昨秋に製品の欠品が発生したため、計画を下回った。コロナ禍で船便が遅れて、オートシップが2回遅延したが、結果的には前期と比較して現状維持だった。会員数は微増だった。
─会員のコアの年齢層は。
60歳代後半だ。男女比は女性が約7割、男性が3割だ。
─営業利益の改善と人材の適正化を図るとしていた。
まず、社内の人材の適材適所というところで組織の見直しを行った。広報・マーケティングの強化を図り、オペレーションのストリームライン化も行った。利益面では固定費を15%削減して、オフィスも移転した。
─製品戦略として、主力製品の「サンライズ」「サンセット」の処方を変更するとしていた。
メイン製品の「サンライズ」は、新しい処方で5月末に出荷した。「サンセット」はすでに21年9月に変更している。
─新たなボディマネジメントプログラムの「ナイトロニュートリション」の日本導入は。
オリジンという植物性のプロテインがメイン成分となるが、グローバルフォーミュラの開発が若干遅れている。今年末には導入したい。
─ターゲット層は。
30代後半~50代後半で、60%が男性、40%は女性だ。まず、フィットネスのトレーナーを中心に集めている。トレーナーは、自身の顧客をたくさん作り、その顧客に対して「ナイトロニュートリション」を販売していく格好になる。
─21年7月から営業部隊を発足し、休眠顧客を掘り起こすとしていた。
(続きは、「日本流通産業新聞」8月25日号で)
【カイアニジャパン 加藤嘉明ジェネラルマネージャー】 日本独自の「美活」を提唱(2022年8月25日号)
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