【DAIYAMONDLIFE 近藤秀仁社長】 〈健康食品のNBを展開〉20年12月は過去最高の新規登録

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ネットワークビジネス(NB)を展開するDAIYAMONDLIFE(ダイヤモンドライフ、本社福岡県、近藤秀仁社長)は、2020年12月における新規登録数が過去最高を記録した。21年1月は、新規会員を獲得するとNBビジネスプランとは別のコミッションを得られる企画などを推進し、着実に会員数を伸ばしている。成長を続けている要因や、新製品の投入、コンベンションへの意気込みについて近藤社長に聞いた。
       (取材は2月17日に実施)

 ─新規会員が順調に増加している状況をどうみているか。
 20年12月は、900人が新たにに会員登録した。登録した人数は900人だが、当社は3ポジションまで登録できるので、実質的な登録数は2000件を超えている。売り上げも、過去最高だ。
 21年1月は、年末年始を挟むため、成長が少し緩やかだったが、それでも772人が新たに登録した。普段から「毎日コツコツと継続していくことがこの仕事では最も重要」とフィールドに伝え続けていることが競合他社と異なる点だと思っている。
 1カ月に新規会員を4人獲得することで、5万円のコミッションを得られるキャンペーンを開始した。一人一人の会員が自発的に動き、自分が取り組んだ仕事の結果がすぐに出るということを実感してもらうことが重要。21年は、タイトルを獲得している人だけでなく、未経験者向けのキャンペーンを積極的に打ち出していきたい。
 コロナ禍で副業の需要がますます多くなっている。20年12月から1月にかけて、新型コロナウイルスの感染者が再び急増し、現実的な収入と将来に不安を覚える人が増えており、NB未経験者の登録が増えている。


■NB未経験者のフォローを充実

 ─NB未経験者へのフォローに力を注いでいる。
 フォローを充実させるために、まずは会社からリーダーに対する教育を全面的に強化している。12月から1月に登録した会員のうち、未経験者が9割にも上ったため、早急に対応する必要があった。
 未経験者の場合、顧客のリストアップのやり方すら解らない人も少なくない。リーダーがそういった基本的な仕事の進め方を丁寧に伝えられるようにトレーニングしていくことが需要だ。
 力のあるリーダーを他社から引き抜いて強い組織を作るというやり方はもう時代に合わない。今後、「NBは嫌いだ」と拒否反応を示す、未経験者をどのように獲得をしていくかがNB業界で生き抜く鍵となっていく。すでにNB未経験でも、タイトルを獲得する人が出始めている。
 ─セミナーをグループで分けた狙いは。
 大都市圏を中心に再び発令された緊急事態宣言を機に、関東では再度セミナーをオンラインに切り替えている。新たな試みとしてセミナーをタイトルごとで分けた。1日200人が参加するセミナーを15グループに分けて、実施している。早朝から深夜まで、会員主催のセミナーに参加することも珍しくなくなった。
 普段、セミナーに参加しても、質問できなかったり、勇気を出せず声をかけることができなかったりする会員とのコミュニケーションが円滑に取れるようになった。今まで見えなかった問題や課題を認識し、解決することで飛躍する会員も現れている。
 ただ、グループ制にして、参加者との距離が縮まった分、厳しいことを言うことも増えた。参加者から、「(製品やビジネスについて)伝える人がいなくてどうしたらよいか」と質問されて、「ビジネスとしてしっかりと伝える人を作ってから、やるか否かを決めるべき」と突き放すことがあった。これを会員や参加者に全て見せることこそが”教育”だと認識している。
 オンラインセミナーから会員登録した場合も、プレゼンターボーナスを得ることができる対象なので、緊急事態宣言下でもセミナーの質を下げることなく、積極的に開催できているのは強みだ。
 ─新製品を投入するというが。
 エイジングケアを目的とした錠剤タイプのサプリメントを投入する予定だ。製品を使ってもらうためには体感が大事だと考えている。そのために素材にはこだわり続けたい。既存製品とも相性が良いエイジングケアのラインアップを強化することを決めた。
 新製品である「DNG(ディーエヌジー)」は、糖質カットと抗糖化をコンセプトにし、桑の葉と、宮崎大学が15年以上研究しているブルーベリーの葉、桜の花を使用している。具体的な発売時期はコンベンションで発表する。


■会員の安全を守りつつ、コンベンション成功を

 ─3月7日に福岡で開催するコンベンションに対する思いは。
 私にとってコンベンションとは、会員との答え合わせをする場でもある。1年前のコンベンションで会員の皆さんに約束したことを守れているか確認する。会社の存在意義が問われていると思っている。新型コロナ対策のため、2000人規模の会場で定員の半数の1000人が参加する予定だ。会員の安全を守りつつ、コンベンションを成功させたい。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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