花王グループ/計画上回る手応え/施策や物流準備も奏功(2021年11月18日号)

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 花王グループでは、「独身の日」の売れ行きがグループ全体で計画を上回り順調だった。売上高と伸長率は明らかにしてないが、特に化粧品が前年を大幅に上回ったという。昨年まで販売してきた実績・経験を生かした施策や、供給体制の拡充、物流の準備を十分に行ったことが奏功した。
 売り上げが大きかったのは、化粧品ブランド「freeplus(フリープラス)」と「キュレル」。トイレタリー商品では「ロリエ」、「メリーズ」などだ。
 「フリープラス」の発売20周年を記念した限定デザイン商品など、主力ブランドの限定品の売れ行きが特に順調だったという。
 化粧品は中国の「独身の日」のセール期間に向け、かねてから準備してきた。7~9月は各種化粧品ブランドを育成する目的でキャンペーンを実施。ブランドと顧客の関係作りを強化してきた。
 今年は前年実績を上回る売り上げ目標を設定していた。「近年のEC化粧品市場は、厳しい競争環境になっている。旗艦店の顧客管理を徹底し、緻密なターゲット設定と早期アプローチの実践によって、効率的な顧客獲得を実現することができた」(広報)と言う。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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