バルクオム/旗艦店から配達開始/新たな購入手段として確立 (2021年11月11日号)

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配達との親和性は高いと見る(画像は旗艦店)

配達との親和性は高いと見る(画像は旗艦店)

 D2Cでメンズスキンケアブランド「BULK HOMME(バルクオム)」を展開するバルクオム(本社東京都、野口卓也CEO)は11月5日、同ブランドの配達サービスを始めた。都内の旗艦店から、デリバリーサービスを使って顧客に届ける。オンライン、オフラインに続く新たな製品の購入手段として位置付けている。
 新宿マルイにある旗艦店から、menu(メニュー、本社東京都)が提供するデリバリーサービスで配達する。コロナ禍で急拡大したデリバリーの需要は、今後も生活に浸透すると想定している。
 化粧品と配達サービスの親和性は高いとみる。「店頭で購入するのは恥ずかしい」という消費者の心理的ハードルが下がり、購入しやすくなるためだ。
 コロナ禍で、男性の美容に対する意識は高まっている。特に洗顔料、化粧水、乳液などといった顔回りに対する意識の上昇を感じている。「デリバリーサービスにより、既存顧客はより早く製品を購入できる。新規顧客は来店せずに購入できるため、恥ずかしさがなく、気軽に製品を試せる。売り上げにつながると考えている」(店舗事業責任者 早見崚氏)と言う。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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