ザ・クロックハウス 21年8月期/66%増収で20億突破/EC参入2年で規模27倍に(2021年11月4日号)

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 実店舗とECで腕時計を販売するザ・クロックハウス(本社東京都、平野信之社長)の21年8月期のEC売上高は、前期比66%増の21億6000万円だった。同社は、楽天市場、ペイペイモール、アマゾンなど多数のモールでECを展開している。特に楽天店では、前期比66%以上の増収となったとみられる。
 同社は18年10月からEC事業を本格化し、各モールでの販売を開始した。19年8月期のEC売上高は8000万円だった。20年8月期のEC売上高が13億円となるなど、同社のEC事業は急成長を遂げている。21年も大幅増収になったようだ。「急成長はここまでだ。ここからは他社との勝負になってくると思っている」(大田弘之専務取締役)と話す。
 「腕時計の価格は決して安くない。それだけに、現物を触ってから買いたいという顧客がほとんどだ。今後は、情報発信、試着、購入のプロセスを、自社の実店舗やECで完結させるため、店舗とECの融合に注力していきたい」(同)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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