メルカリ・ソウゾウ/BtoC事業を加速/「メルカリShops」本格開始(2021年10月14日号)

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 メルカリのグループ会社であるソウゾウ(本社東京都、石川佑樹CEO)は10月7日、ECプラットフォーム「メルカリShops(メルカリショップス)」の本格提供を開始したと発表した。BtoCの販路を拡張し、出品者の拡大を図る。
 「メルカリShops」は、フリマアプリ「メルカリ」内にネットショップを開設できる新サービス。スマホでの「メルカリ」出品に近いインターフェースを通じ、「メルカリ」ユーザーに商品を販売できる。サービス実装により、個人・法人を含むすべての事業者が「メルカリ」での出品が可能となる。
 クリエイター・生産者・小規模事業者など、今までオンラインの販路を持たなかった層をメインターゲットに据えており、利用者のEC新規参入を前面に打ち出している。プレオープン期間中に先行出店を申し込んだ事業者のうち57%がEC初出店だったという。
 「メルカリShops」の初期費用・利用料は無料。売り上げの10%を販売手数料として徴収する。12月31日までは、合計売上高10万円までを対象に各ストアの販売手数料を無料にする。
 本格提供開始後も、送り状の一括発行やクール便での発送対応など、配送サービスの拡充や、PCによる出品管理など、利便性向上に向けた機能を順次追加していく計画だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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