千趣会/「消費から使用へ」/中計策定、売上目標900億円(2021年8月5日・12日夏季特大号)

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 千趣会は7月29日に開催した取締役会で、2025年12月期を最終年度とする5年間の中期経営計画(中計)を策定した。「消費から使用へ」という潮流を先取りし、使用価値の最大化に向けたビジネスモデルを構築する。今期(21年12月期)の業績予想は売上高760億円、営業利益は10億円。中計最終年度となる25年12月期の数値目標は、売上高900億円、営業利益40億円、ROE(自己資本利益率)は8%以上を目指す。

 新中計では、通信販売事業を中核とした「独自の共創モデル」に変革することにより成長を実現する。「千趣会の独自性」「ユニークな個客データベース」「ビジネスパートナー」の掛け合わせによって、差別化されたお客さま体験価値を創造するという。
 すべての変革テーマにおいて、デジタル手段を有効活用しながら推進する考えだ。中計最終年度までに四つの変革に取り組んでいく。
 まず、全従業員が顧客を深く知り、共感し、寄り添うための仕組みと体制を再整備する。顧客とマンツーマンで対話する仕組みを導入し、常に顧客と接触する機会を創出する。

(続きは、「日本流通産業新聞」8月5日・12日夏季特大号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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