白鳩 21年3―5月期/売上高17%増/EC顧客定着など順調(2021年7月15日号)

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 下着のECを手掛ける白鳩の21年3―5月期(第1四半期)の売上高は前年同期比16.6%増の15億2200万円だった。コロナ禍に獲得した顧客の定着や、各ECチャネルでの売り上げが順調に推移した。
 第1四半期では、「ペイペイモール」の売り上げは前年同期比148.4%に伸長。「楽天市場」に出店している店舗のうち、レディース向け商品の売り上げは同114.0%となった。これらの理由により売上高は計画を達成した。この他、昨年8月に竣工した新社屋における物流業務の最適化や、海外EC事業における出店サイトの選択と集中なども増収要因となった。プライベートブランドの積極的な開発による競合他社との差別化と利益率確保にも取り組んだ。
 営業損失は2900万円(前年同期は1500万円の営業損失)となった。昨年8月の本社移転に伴い、減価償却費が増加したことが理由。白鳩は想定の範囲内としている。
 経常損失は2200万円(同1800万円の経常損失)、四半期純損失は800万円(同2000万円の純損失)だった。
 白鳩は今年4月に取締役を4人体制とし、経営判断の迅速化を図っている。4月には中期経営計画の修正も行っている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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