〈NB各社〉 愛用者のビジネス化進む/ビジネス特化セミナーやキャンペーンが寄与(2021年5月20日号)

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 ネットワークビジネス(NB)主宰企業がコロナ禍で獲得した製品愛用者をビジネス会員に育成する取り組みが活発化している。新型コロナウイルスの感染拡大により、20年3月から健康意識が高まり、NBに会員登録して製品を購入する愛用者が増加傾向にある。ただ、「ビジネスに興味がない」という会員も多く、ビジネス会員が育たないといった課題が目に付く。ビジネスを促す専門のセミナーを開催したり、愛用者やNB初心者でも収入を得やすいキャンペーンを実施することで愛用者のビジネス会員化を図っている。

 新規登録したばかりの会員に対し、企業理念や考えを丁寧に伝えることで、ビジネス活動を促している。
 ヒト幹細胞美容液を配合した化粧品や健康食品を販売するリフウェル(本社東京都、山田晃社長)は、毎月5~6回、セミナーで報酬プランや製品説明とは別に、企業理念を浸透させることを目的としたセミナーを開催している。セミナーはオンラインとリアルを併用。テーマは、「どのように夢を実現させていくのか」「人生の成功」についてだ。山田社長は、「会員が自発的にビジネスをやりたいと思えるような内容を意識した」と説明する。
 セミナーに参加した会員のモチベーションが向上し、リフウェルは20年4月から21年3月までの期間で約4000人の新規会員を獲得した。毎月400~500人の登録で推移しているという。

(続きは、「日本流通産業新聞」5月20日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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