アサンテ 21年3月期/コロナで3.9%減収/20年6月以降は回復傾向に(2021年5月20日号)

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 白アリ防除施工のアサンテの21年3月期の連結売上高は、前期比3.9%減の138億7200万円だった。20年4~5月に、緊急事態宣言に伴って営業活動の自粛を行ったことにより、売り上げが減少した。20年6月以降は売り上げが回復基調に乗ったことから、結果として微減収にとどまったとしている。
 営業利益は同28.4%減の16億200万円だった。売上高が減少した一方で、販管費が前年並みの81億700万円となり、大幅な減益につながった。
 サービス別売上高では新規の白アリ防除施工が前期比4.4%減の29億1600万円、更新防除が同1.7%減の28億4300万円だった。湿気対策が同9.6%減の29億2200万円、地震対策が同17.2%減の38億1900万円だった。
 人員数については、21年3月末時点で前年同時期比87人増の1049人となった。人員1人当たりの売上高については、前期比7.2%減の113万3000円だった。
 アサンテでは、22年3月期の連結売上高が前期比8.2%増の149億9200万円になると予想している。連結営業利益は、19億9600万円を見込んでいる。コロナ禍の巣ごもり需要の影響で、住宅に対する興味関心が高まっているという。既存住宅のメンテナンスの需要が、今後高まると予想している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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