日本トリム 21年3月期/売上高6.7%減/21年3月度はセミナー回数回復(2021年5月20日号)

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 電解水素水整水器の職域販売を手掛ける日本トリムの21年3月期におけるウォーターヘルスケア事業の売上高は、前期比6.7%減の132億7600万円だった。20年4月の緊急事態宣言に伴い、職域セミナーの実施回数が激減したが、21年3月度のセミナー数は、コロナ前の水準を確保できたとしている。法人への一括導入が進んだほか、ウェブマーケティングを推進したことも奏功。売り上げは回復基調にあるとしている。
 日本トリムの21年3月期における営業利益は、前期比7.4%増の21億1800万円だった。
 21年3月期中に、ウェブマーケティングへの先行投資を、約2億円行ったという。
 その中には、水に関するウェブメディアの開設や、ネット広告への投資なども含まれている。
 一方で、経営の見直しによるコスト削減が奏功し、利益は微増になったとしている。
 21年3月期は、法人への整水器の一括導入が進んだ。期中に新たに1802法人が整水器を一括導入したという。
 同社では、企業のオフィスや営業所に整水器を導入、従業員にメリットを体感してもらった上で、従業員の家庭への導入を促す戦略を採っている。
 健康経営を掲げる法人に対して、積極的に、複数台の整水器の一括導入を働きかけていくとしている。
 日本トリムでは現在、次亜塩素酸水生成器「TRIM JIA(トリムジア)」の本格販売に向けた、準備を進めている。森澤紳勝社長は、22年3月期中に、「トリムジア」1000台の販売を目指すとしている。
 日本トリムでは現在、整水器を導入している家庭が約85万件あるとしている。
 同社では、顧客件数300万件を目指している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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