ストリーム 20年2―10月期/EC売上高24.7%増/多店舗でテレワーク需要つかむ

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 家電ECサイト「ecカレント」を運営するストリームの20年2―10月期(第3四半期)におけるEC売上高は、前年同期比24.7%増の190億1400万円だった。テレワークの増加で需要が拡大したパソコン・周辺機器を中心に、自社サイト・出店モールの各チャネルで売り上げを伸ばした。
 家電ECを中心とした主力事業であるインターネット通販事業の営業利益は、同438.7%増の7億2200万円だった。各チャネルおよび商品ごとの価格見直しによる売上総利益率の改善などが、前年からの利益改善につながったとしている。
 販売カテゴリーでは、コロナ禍を受け導入が急増したテレワークに関連するパソコン・周辺機器の売り上げが伸びている。「好調だったマウスやキーボードに加え、第3四半期においては無線LANルーターの販売も急増した」(広報)と言う。
 自社サイトの「ecカレント」と「イーベスト」では、9月に決済手段として「PayPay(ペイペイ)」を導入した。「『PayPay』側のキャンペーンもあり、導入後多くのユーザーに利用いただいている」(同)と言う。
 連結子会社のエックスワンが手掛けるビューティー&ヘルスケア事業や、3PL事業などを含んだ連結売上高は、同18.6%増の203億1400万円だった。
 営業利益は同484.2%増の4億7500万円、経常利益は同554.8%増の4億5800万円、四半期純利益は同3000.0%増の3億7200万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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