スリーピース/中間期、売上高20億円超に/会員支援策が業績に貢献

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 サプリメント「フコイダンDX」単品でネットワークビジネス(NB)を展開するスリーピース(本社宮城県、糟谷耕一社長)の20年4―9月期(中間期)の売上高は前年同期の2倍の20億円となった。コロナ禍における会員への支援策が奏功し、8月度は在庫を全て出荷するほど急伸しており、新規会員数が月平均1000ポジションを獲得しているという。
 当期はリーダーによる「Zoomセミナー」を毎日開催。フィールドが活発化し、5~6月度の2カ月間で9000ポジションが増えた。東京・愛知・静岡・沖縄で伸びているという。今秋からは夜開催も計画している。
 中止していた「無料食事会」も7月から段階的に再開。参加人数を絞ったり、回数を増やすなどの対策をしながら進めている。毎週月曜日の夜には糟谷社長による「ビジネススクール」のオンラインセミナーを始めている。
 会員への支援策も好評だった。4月には、グループの縫製工場でマスクの製造を開始。1日400枚のペースで製造し、これまでに合計1万8000枚を無料で配布した。子育てに奮闘する会員には、子供1人当たり1万円を支給する「子ども手当」を実施。また、店舗を持つ自営業者の会員には9万円を給付する「店舗手当」を行った。二つの支援策でかかった費用は2000万円を超えているという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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