フェリシモ 20年3―8月期/売上高18.5%増/ファッション・雑貨が計画上回る

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 フェリシモが9月30日に発表した20年3―8月期(中間期)の連結売上高は、前年同期比18.5%増の161億6700万円となる見通しだ。新型コロナウイルス感染症による在宅時間の増加に伴い、ファッションアイテムや雑貨商品の売上高が期初計画を上回ったためだ。各種メディアの積極的な活用によって、顧客数も期初計画より大幅に増加したとしている。

 同日発表した業績予想の修正によると、中間期の売上高は前回発表を20億5700万円上回る。巣ごもり需要により、売上高が計画を大幅に上回るためだ。
 販管費のうち販売費については、顧客数の増加に伴う出荷件数の増加によって商品送料は計画を上回る。ただ、一般管理費や広告費は計画を下回ることから、営業利益は前年同期比371.4%増の9億2400万円に上方修正した。前回発表予想では1億5200万円の営業損失を見込んでいた。
 経常利益は同401.7%増の8億9800万円(前回予想は1億1700万円の経常損失)、中間純利益は同315.8%増の7億6100万円となる(同1億3000万円の純損失)にそれぞれ上方修正した。
 中間期における業績予想の上方修正に伴い、21年2月期の通期業績予想も修正した。
 売上高は前回予想を20億5700万円上回る316億4500万円。営業利益は同4億200万円増の4億6100万円、経常利益は同3億4900万円増の4億7700万円、当期純利益は同3億1300万円増の4億1800万円に上方修正した。

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