オンワードホールディングス(HD)は7月13日、ZOZO(ゾゾ)が運営するファッションECモール「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」に再出店すると発表した。
子会社が展開するオーダーメードスーツの販売でも協業する。一度は決裂したZOZOとの協業を推進し、EC売上高の拡大を図る。
オンワードHDは19年2月、ZOZOが割引価格で商品を買える会員サービスを開始したことに反発し、「ZOZOTOWN」を退店した。今回、約1年半ぶりに「TOCCA」「any SiS」「JOSEPH」「J.PRESS」などの計13ブランドを出店する。
ZOZOが持つ体型データを生かしたサイズマッチングサービス「マルチサイズ」を活用して、「KASHIYAMA」のオーダーメードスーツの取り扱いも開始。メンズ・ウィメンズ計28種類のセットアップスーツを「ZOZOTOWN」で販売する。
新型コロナウイルスの影響により、消費者のECへのニーズが高まっている。さらにオーダーメードスーツにおいては、実店舗での採寸がしにくい状況になっている。コロナ禍でのEC強化や新しい生活様式への対応を検討し、ZOZOとの協業を決めた。
オンワードホールディングス/「ゾゾタウン」に再出店/オーダースーツ販売でも協業
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