ヤング・リヴィング・ジャパン・インク/CBD製品販売制限へ/メーカーが日本向けの製造を中止

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販売が制限されるCBD製品

販売が制限されるCBD製品

 エッセンシャルオイルをネットワークビジネスで販売するヤング・リヴィング・ジャパン・インク(本社東京都、黄木悠代表)は、販売する大麻草由来の成分であるカンナビジオール(CBD)を含有した「ネイチャーズウルトラ」シリーズの販売数量を制限する。メーカーが日本向けの製造加工を中止することが原因だ。
 制限の対象となるのは、塗るタイプのローション「ロールオンカーム」、塗るタイプのクリーム「ジョイント&マッスルバーム」、化粧用のオイル「CBDオイル」の3品目。会員は7月以降、これらの製品を一カ月に1個ずつでしか注文できなくなる。6月26日からは、3製品のセット購入の受注を停止している。
 CBDの抽出と製品化を手掛けるメーカーが、日本向けに手がけている成熟した茎と種から成分抽出を停止するため購入に制限を設けたという。
 大村和樹シニアマネージャーは、「米国では麻の他の部位からも抽出が可能だ。メーカーにとって、成熟した茎と種でしか抽出できない日本向けの製品は非効率で、採算が合わないとして製造を停止した」と話す。
 現在、従来通りのCBDの抽出と製品化を委託できるメーカーと、価格などでの交渉を進めている。
 販売制限に伴うフィールドのモチベーション低下を防止するため、今秋以降に投入を予定していた新製品「ブルーム」シリーズから、コラーゲンドリンクを7月にも発売することで対応していくとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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