千趣会 20年12月期/業績予想は「未定」に/ブライダル事業の挙式延期で

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 千趣会は4月27日、2月13日に公表した20年12月期の連結業績予想を未定に修正した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の影響で、ブライダル事業において挙式を延期する顧客が増えているためだ。感染拡大防止への社会的責任を踏まえ、挙式の延期にかかる費用は原則徴収せず、顧客の要望に応えるように努めているという。
 ブライダル事業における4~6月の挙式披露宴組数は、現時点で当初の想定と比較して2割を下回っている。その影響で20年12月期の売上高、営業利益、経常利益、当期純利益は、前回予想を大きく下回ることが予想されるという。
 現時点では新型コロナウイルスの収束時期について見通しが立たず、ブライダル事業における業績予想が困難なことから、業績予想を未定に修正した。
 なお、主力の通販事業は20年1―3月期(第1四半期)、カタログ起点での集客モデルを強化したことなどで、購入者数に下げ止まりの傾向が見られるなど、おおむね当初予想通りに推移する見通し。
 2月13日に公表した前回発表では、20年12月期の連結業績予想を、売上高920憶円、営業利益18億円、経常利益20億円、当期純利益は22億円と公表していた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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