新日本製薬 23年9月期/通販売上4.3%増の341億円超/各ブランドが伸長(2023年11月23日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 新日本製薬の23年9月の通販事業の売上高は、前期比4.3%増の341億5100万円だった。通信販売においては、「PERFECT ONE(パーフェクトワン)」のブランド売上高が第4四半期に、前年同期比で増収に転じたという。「PERFECT ONE FOCUS(パーフェクトワンフォーカス)」ブランドや、ヘルスケア事業「Fun and Health(ファンアンドヘルス)」の大幅伸長も貢献し、増収となった。
 23年9月期の連結売上高は前期比4.3%増の376億5300万円、営業利益は同6.6%増の37億5400万円だった。
 化粧品においては、「落とす・満たす・魅せる」の3ステップスキンケアの提案を軸に、コールセンターでクロスセルを推進したことなどから、複数商品顧客比率・定期顧客の購入単価が継続して上昇。第4四半期(23年7―9月期)に、主力ブランド「PERFECT ONE」の売上高が、増収に転じたとしている。
 化粧品の主力商品である、同ブランドの「パーフェクトワン オールインワン美容液ジェルシリーズ」を中心に、LTVを重視した広告投資を行い、成長の基盤となる定期顧客づくりを推進したという。
 「PERFECT ONE FOCUS」ブランドは、20代を中心に若年層の開拓を推進。ECモールのセールイベントに合わせ、「限定商品の先行発売」や、「人気キャラクターを起用した限定デザインパッケージの発売」「インフルエンサーやVTuberとのコラボレーション」など、話題性のあるプロモーションに継続的に取り組んだという。その結果、EC売上高が大きく伸長したという。国内外EC売上高は前期比33.9%増の63億7600万円だった。
 ヘルスケア事業においては、機能性表示食品「Wの健康青汁」のデジタル広告投資が奏功したという。ECでの新規顧客獲得が大きく伸長したことで売上高が拡大したという。ヘルスケア事業の売上高は前期比23.9%増の42億6200万円となった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ