千趣会 23年1―9月期/売上高14.3%減/カタログ配布減で受注減(2023年11月23日号)

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 千趣会の23年1月―9月期(第3四半期)における連結売上高は、前年同期比14.3%減の358億4500万円だった。営業損益は49億5800万円の営業損失(前年同期はは63億1600円の営業損失)となった。通信販売事業において、7~9月のカタログ配布部数を削減したことで、受注数も減少した。実効会員数(12カ月以内に購入した顧客数)も減少している。
 セグメント別では、通信販売事業の売上高は同15.1%減の313億2600万円、営業損益は52億2900万円の営業損失(前期は前年同期は65億5600円の営業損失)となった。
 カタログの配布部数を減らして費用を削減したが、売り上げも減少した。カタログの減収分をデジタルマーケティング施策では補いきれなかった。販売促進費を抑えるため、プロモーションをカタログ中心からデジタル融合の施策へとシフトしている。
 今後の売り上げ拡大策として、ECモールでの販売の強化、東日本旅客鉄道(JR東日本)との協業などを挙げている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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