ベルーナ/銀座の複合施設を全館開業/安野社長「通販との相乗効果は考えていない」(2023年10月26日号)

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内覧会で施設について語る安野清社長

内覧会で施設について語る安野清社長

 ベルーナは10月、銀座7丁目に複合商業施設「GRANBELL SQUAR(グランベルスクエア)」の全館を開業した。地下3階から地上10階建てとなっており、スパサウナ、ホテル、レストラン、ナイトクラブなどが入居している。安野清社長は、「本業の通販とのシナジーは考えていない。それぞれで集客していきたい」との考えを示した。
 初年度の施設全体の賃貸収入は、14億3000万円を計画している。入居する施設ごとの年間売り上げでは、地下2~3階のナイトクラブ「Zouk Tokyo(ズーク トウキョウ)」が10億~20億円、4階のスパサウナ施設「コリドーの湯」が2億5000万円、5~9階のホテル「GINZA HOTEL by GRANBELL(グランベル)」が7000万~8000万円、10階のレストラン「BEEF STAKE CLUB KIYO GINZA(ビーフ ステーキ クラブ キヨ ギンザ)」が4000万~5000万円を見込んでいる。
 総投資額は250億円になる。建物の建設費だけで約100億円、土地代で150億円だという。
 客層はナイトクラブは日本人が多く、スパサウナが日本人8割、ホテルは外国人観光客が6~7割となっている。レストランは10月4日にグランドオープンしたが、顧客の半数は外国人観光客を見込んでいる。
 安野社長は、「施設ごとに顧客層が異なる。インバウンドの波に乗り、しっかりと集客していきたい」と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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