ビックカメラ 23年8月期/EC売上は2桁減収に/さらなるSKU増加で増収目指す(2023年10月19日号)

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 ビックカメラの23年8月期連結業績におけるEC売上高は、前期比11.2%減の1274億円だった。コロナ以前の19年8月期のEC売上高1039億円に比べると、30%の増収となったが、23年8月期の目標として掲げていた1513億円には至らなかった。
 同社ではコロナ禍のEC需要の高まりを受け、21年8月期にはEC売上高が1564億円となり、大きく伸びた。23年8月期のEC売上高は、22年8月期に続き、2年連続の減収となった。
 23年8月期の目標としては、SKU数を増加させることも掲げていた。この点に関しては、22年8月期に比べ、SKU数を約100万増加できたとしている。品ぞろえの拡充に関しては、今後も継続して注力していくとしており、24年8月期以降の3年間で、倍増させることを目標としている。
 同社では、都市型のビックカメラと、郊外を主体とするコジマとの連携により、全国の顧客ニーズに対応していく方針。コジマの実店舗で、ビックカメラのECの商品の取り置きができるようにするなど、今後も連携を強化していくとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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