ベースフード 23年3―8月期/売上80.4%増/新商品の投下、クロスセルが奏功(2023年10月19日号)

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 完全栄養食ブランド「BASE FOOD(ベースフード)」を運営するベースフードの23年3―8月期(第2四半期)の売上高は、前年同期比80.4%増の43億7000万円だった。EC、リテールチャネル、全てが好調だった。新商品を投入したことで、購入単価の上昇につながり、大幅に売り上げが拡大したという。
 自社ECの売り上げは、同65.5%増の25億9000万円だった。他社ECの売り上げは、同1.0%増の3億4000万円だった。第1四半期の月間平均購入単価は約5000円だったが、第2四半期の月間平均購入単価は約5200円と上昇した。新商品を投入し、クロスセルを推し進めたことが奏功した。
 リテールチャネルの売り上げは、同175.3%増の14億円になった。配荷店舗数は同175.5%増の4万9252店舗にまで拡大した。大手コンビニエンスストアをメインに卸先の開拓に注力した。
 第1四半期の1店舗当たりの月間売上高は、約8800円だった。第2四半期の1店舗当たりの月間売上高は、約9500円だった。リテールチャネルでも、新商品の販売が奏功し、売り上げの増加につながった。今後はコンビニエンスストアだけではなく、敷地面積の広いドラッグストアやスーパーにまで販路を拡大する方針だ。
 営業利益は2億5000万円(前期は2億1000万円の営業損失)だった。広告宣伝費を中心に販管費を見直したことで、営業黒字を実現している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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