ヤクルト本社/ポッカサッポロの事業を取得/植物素材利用食品を強化へ(2023年10月5日号)

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 ヤクルト本社は10月1日付で、ポッカサッポロフード&ビバレッジが持つ植物性ヨーグルト事業を取得したと発表した。
 ヤクルト本社の長期ビジョンと「中期経営計画(2021~2024)」において、今後の新たな事業の柱として「植物素材利用食品」への参入を盛り込んだ。
 レモン・豆乳など植物素材のリソースを有するポッカサッポロと、21年11月に業務提携契約を締結。乳酸菌・はっ酵技術を組み合わせた植物素材利用食品の開発を進めてきた。23年には、ポッカサッポロのレモン素材とヤクルト本社の乳酸菌技術を生かした商品として、「ソフールレモン」(1月発売)、ポッカサッポロからは「発酵果実 みかん&レモン」(6月発売)を発売している。
 一方で、ポッカサッポロが有する植物性ヨーグルト事業についても、両社間において提携の方法を検討してきた。「お客さまへの新たな価値提案と、さらなる市場拡大のために、当社が事業主体となることが最適であるとの判断に至った」(ヤクルト本社)とコメントしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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