杭州宜格化粧品/日本市場を重視/製品開発に200億円投資(2023年9月14日号)

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 中国のカラーコスメブランド「花西子Florasis(フローラシス)」を展開する、杭州宜格化粧品(コウシュウイケイケショウヒン、本社中国、張大勇代表)は9月6日、新商品のプレス向け発表会を実施した。発表会の中で、22―26年の5年間で、製品研究開発費に合計200億円以上の投資を行う計画を明らかにした。海外展開においては特に日本市場を重視して、事業展開を行うという。
 同社では日本市場を重視しているとしている。21年3月に同ブランド初の海外進出先として、日本におけるECをスタートしたという。
 現在は、100以上の国・地域で、同ブランドの商品を販売している。中国大手ECプラットフォームの売り上げランキングでは、上位にランクインし、中国国内での知名度が高いそうだ。
 同ブランドではEC事業を中心に展開してきたが、今後は27年までに、世界で50店の実店舗を展開する予定だという。その内の半数に当たる25店舗は、日本で展開する計画だとしている。
 新商品のアイシャドウ「京劇彫刻マルチパレット」は、伊勢丹新宿店の化粧品フロアのポップアップ店舗で先行販売を行う。同新商品は23年11月以降、日本の自社ECサイトでも販売する予定だという。
 26年までの5年間で、製品の研究開発費に合計200億円以上を投資し、商品力を高めていくとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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