ダスキン 23年4―6月期/家庭訪販は4.2%減/連結売上高は増収(2023年8月31日号)

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 ダスキンの23年4―6月期(第1四半期)における訪販グループの売上高は、主力のクリーンサービス事業において事業所向けの売り上げが増加したものの、家庭向けの売り上げが減少したことで前年同期比0.7%減の269億300万円となった。
 当期は、販売員による訪問販売とは別に、レンタル業務を行わず、新規客との契約のみを目指す「家庭用営業専任組織」のFC加盟店への拡大展開を開始した。
 家庭向け商品は、前期にリニューアルした「ロボットクリーナーSiRo」や蛇口直結タイプの小型浄水器、23年7月からの価格改定に備えて駆け込み需要があった台所用スポンジなどの売り上げが減少したことなどにより、家庭訪販事業の売上高は4.2%減だった。
 ケアサービス事業(役務提供サービス)は、「ホームリペア」(住まいのピンポイント補修)は減収したものの、「サービスマスター」(プロのお掃除サービス)、「メリーメイド」(家事代行サービス)、「トータルグリーン」(緑と花のお手入れサービス)は、拠点数の増加に伴い増収したほか、23年10月に価格改定し「ターミニックス」(害虫獣の駆除と総合衛生管理)も増収した。
 化粧品や健康食品を販売する「ヘルス&ビューティ(H&B)事業」の売上高は4.2%減だった。
 連結売上高は、訪販グループが減収となったものの、フードグループなどが増収となったことで、前年同期比6.6%増の436億3100万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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