歯愛メディカル 中間期/通販売上4.7%増に/セール実施して受注増(2023年8月31日号)

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 歯愛メディカルの23年1―6月期(中間期)における通信販売事業の売上高は、前年同期比4.7%増の207億4900万円だった。
 各商品ジャンルで行ったセールにおいて受注が増加。今年5月には歯科総合カタログを発刊している。主催するデンタルショーでは大型の医療機器の販売も好調だった。
 歯科以外のカタログも下半期以降、順次発刊していく予定とした。
 利益は、個人向けの通販が好調に推移したものの、円安傾向の為替変動や原材料費の上昇で総利益率が減少した。価格転嫁や経費削減などによって、下半期の収益は改善傾向にあるとしている。
 全体の売上高は同5.9%増の221億9700万円。営業利益は23.9%減の17億6800万円となった。


■物流センターが今秋に稼働

 今秋には用地面積が約6万5329平方メートル、総投資額は約230億円の新物流センターが稼働する。
 家屋は建設済みで、WMS(在庫管理)や倉庫内設備の準備は85%以上進んでいるとしている。
 新物流センターは従来の倉庫と比べて3倍ほどの出荷能力を持つ拠点になる予定だ。倉庫内には、自動搬送車や無人搬送車、約6万個以上のバケットを自動保管できる設備、自動封函機などが導入される。
 また、今年6月から開始したAI(人工知能)を活用したウェブベースの歯科用CADソリューションにおいて、Imagoworks(イマゴワークス)の主力製品「Dentbird Crown(デントバードクラウン)」の独占販売代理店契約を結んでいる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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