アリババ/「天猫国際」で新事業/日中医療ツーリズムを提供(2023年8月24日号)

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 アリババグループ(本社中国、ダニエル・チャン会長兼CEO)の日本支社・アリババ(本社東京都、岡田聡良CEO)は8月21日、同グループ傘下の中国大手越境ECプラットフォーム「天猫国際(ティーモールグローバル)」を活用し、日中医療ツーリズムの新事業を開始すると発表した。
 同社によると、天猫国際においては、日本のOTC医薬品やサプリメントが、非常によく売れているという。ヘルスケア分野は、成長が続いており、中国で23年6月に開催された大型ECセールイベント「618(ロクイチハチ)商戦」でも、天猫国際内の日本ブランドの売り上げの中で、ヘルスケア関連の商品が2位になったという。
 天猫国際では、優れた商品だけでなく、日本など海外の高品質なサービスを中国の消費者に届けられるよう取り組んでいるそうだ。
 日中医療ツーリズムの新事業の第1弾としては、日本の検診や人間ドックなどの自費診療サービスを提供するという。訪日中国観光客が対象だ。
 検診・人間ドックなどのサービスを提供する日本の企業・団体が、天猫国際に公式店舗を出店すると、日本でのオンライン予約サービス機能の提供などを通して、中国の消費者に直接アプローチすることができるという。第2弾としては、美容医療サービスの提供を行う予定だとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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