ビューティガレージ 23年4月期/物販売上は17.3%増/モバイル経由が約半数まで伸長(2023年6月22日号)

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 美容サロン向け通販のビューティガレージの23年4月期における物販売上高は、前期比17.3%増の217億2500万円だった。スマホアプリを刷新したことで、モバイル経由の売上比率は、同3.6ポイント増の48.5%と半数近くにまで伸びている。
 物販事業では、ECサイト「BEAUTYGARAGE」を中心に、カタログからの電話注文やFAX注文、ショールームでの注文などに対応している。継続的に顧客企業が増加しており、過去1年間に1回以上の購入履歴があるアクティブユーザー数は、同11.6%増の16万2006口座となった。23年2―4月期(純第4四半期)には、四半期ベースで初めて売上高が60億円に達した。
 商品タイプ別では、化粧品・材料の売上比率が、同3.3ポイント増の56.5%と拡大している。有名ブランドの取り扱いが開始するなど、商品ラインアップが拡充し、ナショナルブランドの化粧品の取り扱いが伸びた。
 パソコンやスマホアプリ経由のEC売上高が、同23.1%増の180億8900万円になった。EC化率は同4.0ポイント増の83.3%に拡大している。22年11月に刷新したスマホアプリ経由の売上高が特に伸びている。今年2~4月のスマホアプリ経由の売上高は、いずれも前年同月比30%以上伸長した。
 同社は物販だけではなく、店舗設計やリース、保険など美容サロンにまつわる多様な支援サービスを提供している。美容サロン向けのECサイト構築サービスやM&A仲介なども提供を開始しており、さらに包括的に支援できる体制を整える。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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