【フューチャー <原宿駅前で展示会を開催>】 中国進出で”勝つ”インバウンド対策(2023年6月1日号)

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小柳みゆ社長

小柳みゆ社長

■総フォロワー3000万人/インフルエンサー集結

 中国進出を一貫支援するフューチャー(本社東京都、小柳みゆ社長、(電)03―5809―9280)は6月8日、東京・原宿駅前の会場「WITH HARAJUKU HALL(ウィズハラジュクホール)」で、在日中国人インフルエンサーと直接出会うことができる展示会を開催する。入場は無料。総計フォロワー数約90万人のインフルエンサーとしても活動する、小柳みゆ社長は、「中国市場におけるインバウンドマーケティングの最新の”勝ちパターン”には、在日中国人インフルエンサーへのPRが欠かせない」と話す。同展示会に来場するインフルエンサーの総フォロワー数は3000万人にも達する見通しだという。同社は「『いつか中国に進出したい』『すでに進出しており、情報収集をしたい』『インバウンド対策がしたい』という日本企業は、ぜひ参加してほしい」(同)としている。


■会場でライブコマースを実施

 展示会には、インフルエンサー・ライバー・バイヤーが来場予定だ。中国に進出した日本企業のブース出店もあり、最新の事例の紹介などを行う。情報交換を行うこともできるとしている。
 会場では、「在日中国人インフルエンサーによるライブコマース」「プレゼントの抽選会」など、豊富なプログラムも用意しているという。


■中国進出の3ステップ

 フューチャーでは、日本企業の中国進出の”勝ちパターン”として、(1)在日中国消費者へのテストマーケティング→(2)在日中国人KOL・KOCを起用したプロモーションによる、ブランド認知の強化→(3)本格的な中国進出の開始─という3ステップを推奨しているそうだ。
 中国の傾向について同社では、「中国消費者は、口コミを重視する。ショッピングや旅行の前に、SNSなどで口コミを調べる習慣がある。購入する商品や観光場所の目星を付けている」(小柳氏)と話す。日本で出会った商品を、中国に帰国した中国人が、越境ECで購入するというパターンもあるという。そのため、日本企業が中国進出前に、インバウンドマーケティングを実施することは、商品やブランドの認知拡大の投資となるようだ。
 「トレンドの移り変わりの激しい中国市場で成功するには、常に最新の情報をキャッチしておく必要がある。今回の展示会で情報を収集し、中国市場へのアプローチに役立ててほしい」(同)としている。
 同展示会の開催時間は午前10時~午後6時。東京・JR原宿駅から徒歩1分の会場「WITH HARAJUKU HALL」で、無料で入場できる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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